おすすめクレジットカード5種類を比較!選び方や審査の流れも紹介
現金を所有していなくても決済できる気軽さから、クレジットカードを持とうとお考えではないでしょうか?
しかし日本国内で発行されているクレジットカードは1,700種類以上あるため、どのクレジットカードが選べば良いのか、一つひとつ確認していてはキリがありません。
そこで今回は、クレジットカードを選ぶ際のポイントとおすすめのクレジットカードを5つ比較しながらご紹介します。
クレジットカードの基礎知識!他のカードの違いやランクなど
クレジットカードは、利用者がオンラインや外出先で支払った金額をカード会社に建て替えてもらい、利用者は1ヶ月分のカード利用料をカード会社に支払う仕組みになっています。
現金を持ち歩かなくても高額の買い物ができることや、カード会社によってはポイント還元を受けることができるなど、さまざまなメリットがあります。
クレジットカードとデビットカード・プリペイドカードの違い
クレジットカードと間違いやすいカードの一つに「デビットカード」「プリペイドカード」があります。
「デビットカード」は店舗などで支払いを行うと同時に、登録した銀行口座から引き落とされる決済方法です。 口座に入っている金額までしか利用することができません。 またキャッシング機能がないのも特徴です。
「プリペイドカード」は利用者が事前に現金をチャージして利用する決済方法です。 チャージした金額までしか使用できず、カード内の残高がなくなったら再び現金をチャージする必要があります。 一般的に発行時の審査は不要なので、高校生などの学生でも持つことができます。
クレジットカードの使い過ぎに不安がある方には、デビットカードやプリペイドカードがおすすめです。
国際ブランドとは「決済システムのブランド」を指す
クレジットカードには「国際ブランド」と呼ばれるものがあります。
「国際ブランド」とは、クレジットカード決済におけるシステムのブランドのこと。 クレジットカードの面面には、必ず国際ブランドのマークが記載されています。
以下のブランドは「世界7大ブランド」と呼ばれています。
- MasterCard
- VISA
- JCB
- AmericanExpress
- UnionPay・銀聯
- Diners Club
- DISCOVER
国や地域、店舗によって使用できる国際ブランドは異なります。
現在、世界シェアNo.1はVISA、次いでMasterCardです。 海外旅行や海外出張によく行く方は、VISAやMasterCardを選ぶと良いでしょう。
クレジットカードには4つのランクがある
クレジットカードには一般的に「一般」「ゴールド」「プラチナ」「ブラック」という4つのランクがあります。 (クレジットカードの中には「ブラック」のランクがなく、「プラチナ」が最高ランクというものもあります。)
ランクによってポイント還元率や年会費、受けられる特典、優待サービスは異なります。 ランクの高いカードに切り替えるためには審査が必要な場合がほとんどです。
ライフプランによってお得になるランクは異なります。 自分に合ったランクのクレジットカードを選ぶようにしましょう。
自分に合ったクレジットカードの選び方!4つのポイント
クレジットカードを選ぶ際は「還元率」「ポイントの使い道」「入会金・年会費」「付帯サービス・特典」の4つに注目しましょう。
◎還元率
クレジットカードには、使用した金額に合わせてポイントの還元が受けられるサービスがあります。
ポイント還元率が高いほど、たくさんのポイントをもらうことができます。
一般的なクレジットカードの還元率は0.5%で、1.0%以上だと「高還元率カード」と呼ばれます。
できるだけお得にクレジットカードを利用したいなら、還元率の良いクレジットカードを選ぶようにしましょう。
◎ポイントの使い道
せっかくポイントを貯めても、普段使わないポイントでは意味がありません。 例えば普段飛行機に乗らない人が、マイルを貯めても使い道がありません。
クレジットカードによっては、貯めたポイントを他社のポイントに交換することもできます。また商品がもらえる場合もあります。
クレジットカードで貯めたポイントが日常生活で使うことができるのか、よく利用するポイントに交換できるのかをチェックしましょう。
◎入会金・年会費
クレジットカードによって、入会金や年会費が異なります。
初めてクレジットカードを作るなら、入会金と年会費が無料のカードがおすすめです。 1年間に決まった金額以上の利用で、翌年も年会費が無料になるクレジットカードもあります。
年会費が1万円以上のクレジットカードは、ゴールドカード以上のステータスです。 クレジットカードに慣れてきてから、申し込む方が良いでしょう。
◎付帯サービス・特典
クレジットカードによって、受けられるサービスや特典が異なります。
海外旅行保険などは、クレジットカードの付帯サービスとして有名です。 ある会社は自動付帯(カードを所持していれば、出国と同時に保険適用)ですが、他の会社は利用付帯(旅行先でのカード利用で保険適用)などがあります。
他にもサポートデスクの充実、利用できる空港のラウンジなどもクレジットカードによってさまざま。ETCカードや家族カードの発行可否も異なります。
持っているだけで優待が受けられるのは嬉しいですよね。 クレジットカードを選ぶ際は付帯サービスや特典もチェックしましょう。
クレジットカードを申し込む際の流れとは?必要書類や注意するポイントなど
どのクレジットカードにするかを決めたら、実際に申し込みましょう。
ここではクレジットカードの申し込みから受け取りまでの流れ、必要書類、申し込み時のポイントを説明します。
クレジットカードを申し込む際の流れ
クレジットカードの流れは大きく分けて「申し込み」「入会審査」「カード受け取り」の3つのステップで進みます。
各ステップについて解説していきましょう。
①申し込み(インターネット、電話、郵送、店頭)
まずは作りたいクレジットカードの公式ホームページを開き、申し込みボタンをクリックします。インターネット以外にも電話や郵送、店頭などでも申し込みできます。
入力するのは、主に以下の情報です。
- 名前(漢字・ふりがな・ローマ字)
- 生年月日
- 職業
- 本人年収
- 連絡先
- 支払い時の引き落とし口座
- 希望する国際ブランド
情報を偽ったり入力ミスをしたりすると、クレジットカードの審査に影響がでます。 審査に落ちてしまう可能性もあるので、注意しましょう。
②入会審査
入会申し込みをしたら、入会審査の結果を待ちます。
クレジットカードを発行する際には、必ず入会審査が送られてきます。 入会審査では「本人に返済能力があるか」「過去に支払いの遅延はないか」などの返済能力を審査されます。
審査の基準はクレジットカードの発行会社によって異なりますが、明確な基準は公開されていません。
③カードの受け取り
入会審査に通過したら、クレジットカードが自宅に送られてきます。 申し込みからカード受け取りまでは、1〜3週間かかります。
手元に届いたら、その日から使用できます。
クレジットカード申し込み時に必要な書類
クレジットカードに申し込む際、必要となるのが「本人確認書類」と「支払い時の引落口座が分かるもの」です。
2点を手元に用意してから、クレジットカードに申し込みましょう。
・本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)
クレジットカードを申し込むのが本人かどうかを確認するため、必要となるのが「本人確認書類」です。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 住民票の写し
- 公共料金の領収書 など
場合によっては「年収証明書」が必要となる場合もあります。 (年収証明書とは、源泉徴収票、支払調書、年金証書、確定申告書などです)
・支払い時の引落口座が分かるもの
提出が求められるものではありませんが、申し込み時に「支払時の引落口座」の情報を入力する必要があります。
通帳やキャッシュカードなどを手元に用意しておくと、手続きがスムーズに進みます。
クレジットカードによっては、対応していない金融機関があるため、事前に自分の口座が対応しているか確認しておきましょう。
クレジットカード申し込み時の注意点
・届いたらカードに間違いがないかを確認
カードが手元に届いたら、名前に間違いがないかを確認しましょう。 間違いがあれば、すぐにクレジットカード会社に連絡し、再発行してもらいます。
買い物でサインした際にクレジットカードが間違っていると、不正利用を疑われてしまう可能性があります。
海外ではクレジットカードが身分証代わりになる場合が多いです。 また宿泊時には、クレジットカードとパスポートの提示が求められますが、名前が違う不正利用が疑われてしまいます。
・クレジットカードの申し込みを短期間に何度も行わない
短期間にクレジットカードを何度も申し込むことはやめましょう。 入会審査に落ちる可能性が上がります。
クレジットカードにはカードローンやキャッシング機能があり、それを付けると「お金に困っている人」と判断されてしまいます。
クレジットカード会社の入会審査には、信用情報が使われます。 信用情報にはクレジットカードを申し込んだ時期などが記録され、6カ月間保管されます。
したがって、クレジットカードに申し込みをした場合は、6カ月ほど期間を空けましょう。
クレカを選ぶならここがおすすめ!クレジットカードベスト5選
1.初心者におすすめ!「三井住友カード(NL)」
三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料のクレジットカードです。
カード番号は最短5分で発行され、その日からインターネットショッピングなどを楽しむことができます。 対象のコンビニ(セブンイレブン、ローソン)とマクドナルドでの利用で+2%還元、さらにタッチ決済の利用で+2.5%還元なので、最大5%の還元率になります。
また三井住友カード(NL)は、カードに番号が印字されないナンバーレス仕様。 カード番号を盗み見される心配がないので、安心して利用できます。
年会費や還元率、セキュリティ面から、初めてクレジットカードを持つ人におすすめのクレジットカードと言えるでしょう。
- 申込条件・・・18歳以上(高校生を除く)
- 入会費/年会費・・・永年無料
- ポイント還元率・・・0.5〜5.0%
- 電子マネー・・・Apple Pay/Google Pay
- カードの特徴・・・ETCカード・家族カード無料/海外旅行保険(付帯保険 最高2,000万円)
2.女性におすすめ!「JCBカード W +(PLUS)L」
「JCBカード W +(PLUS)L」は、女性におすすめのクレジットカードです。 申込条件は18歳以上39歳以下ですが、39歳までに入会すれば40歳以降も利用できます。
女性からの人気が高く、全国のママとパパによって選ばれる「MAMADAYS総選挙2020」では「お金部門」で最優秀賞を受賞しました。
JCBの一般カードの還元率は0.5%ですが、JCBカード W +(PLUS)Lは常に2倍の1%です。またスターバックスなどの利用ではポイントが10倍になります。
女性のための保険「女性疾病保険」への加入も可能。通常の疾病に加え、女性特有の疾病の治療費用をサポートしてくれるので、何かあったときにも安心です。
- 申込条件・・・18歳以上39歳以下(高校生を除く)
- 入会費/年会費・・・永年無料
- ポイント還元率・・・1.0〜10.0%
- 電子マネー・・・Apple Pay/Google Pay
- カードの特徴・・・ETCカード・家族カード無料/海外旅行保険(付帯保険 最高2,000万円)
3.学生におすすめ!「JCBカード W」
学生におすすめなのが「JCBカード W」です。
JCBカード Wの特徴は、アルバイトをしていなくても入会できるところ。本人に収入がなくても親の扶養に入っており、親に安定した収入があれば審査に通ります。
また還元率も最大10%と若年層向けのクレジットカードの中では高めです。 「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」に登録されている店では、ポイント還元率が2倍以上に。特にスターバックスではポイント倍率が10倍になります。
勉強などでスターバックスをよく使う学生は「JCBカード W」を使わない手はありません。
- 申込条件・・・18歳以上39歳以下(高校生を除く)
- 入会費/年会費・・・永年無料
- ポイント還元率・・・1.0〜10.0%
- 電子マネー・・・Apple Pay/Google Pay
- カードの特徴・・・ETCカード・家族カード無料/海外旅行保険(付帯保険 最高2,000万円)
4.日用品をよく購入する主婦におすすめ!「イオンカード」
イオン銀行が発行するクレジットカード「イオンカード」は、日用品の買い物をイオンで済ませる主婦におすすめです。
毎月20日・30日には「お客様感謝デー」というイベントがあります。 これはイオングループの対象店舗で、各種イオンマークのカードもしくはWAONカードで支払えば、買い物代金が5%オフになるというもの。
毎月15日は55歳以上のイオンカード会員限定で「G.G感謝デー」も開催しています。 こちらも買い物料金が5%オフになります。
他にもイオンシネマのチケットをイオンカードで購入すれば、一般通常料金からいつでも300円オフになる特典もあります。
- 申込条件・・・18歳以上(高校生を除く)
- 入会費/年会費・・・無料
- ポイント還元率・・・0.5%
- 電子マネー・・・WAON
- カードの特徴・・・ETCカード・家族カード無料/海外旅行保険なし
5.海外旅行・出張が多い人におすすめ!「エポスカード」
海外旅行や海外出張が多い方におすすめなのが「エポスカード」です。
海外での病気やケガには生命保険が適用されないので、海外旅行保険への加入が必要になります。多くのクレジットカードには海外旅行保険が付帯されていますが、エポスカードの海外旅行保険はゴールドカード並に充実しています。
また、海外旅行保険は自動付帯なので海外に行く際にエポスカードを持っていくだけで、適用となります。
丸井(マルイ)では「マルコとマルオの7日間」というセールが年4回ほど行われています。その際にエポスカードで決済すれば利用代金が10%オフに。 マルイでよく買い物をする方にもおすすめのクレジットカードです。
- 申込条件・・・18歳以上(高校生を除く)
- 年会費/年会費・・・無料
- ポイント還元率・・・0.5〜1.0%
- 電子マネー・・・Apple Pay/Google Pay/楽天Edy
- カードの特徴・・・ETCカード・家族カード無料/海外旅行保険(付帯保険 最高2,000万円)
まとめ
クレジットカードは、直接お金を払わなくても買い物ができる便利な存在です。 さらにポイントも貯められたり、海外旅行保険の替わりになったりと、カードによってさまざまな特典を受けることができます。
どのカードがあなたにとってベストかは、あなたの性別やライフスタイルなどによって大きく違ってきます。
今回の記事でおすすめした5種類のカードも参考に、「還元率」や「ポイントの使い道」、「入会金・年会費」「付帯サービス・特典」などを基準にして、あなたにとってベストなカードを選んでみてください。